| 本誌徹底アンケート調査
「タレント議員になってもよい音楽家、なって欲しくない音楽家」集計結果発表
先の参議院選挙ではスポーツ選手やタレントがいく人も立候補して当選した。政治に関する素養の有無はお構いなし、前職の評価が下り坂であっても、ただ知名度さえあれば、と政党にかり出された人たちだ。「良識の府」としてはこれでよいのだろうかという議論を呼んだが、この風潮は今後も続くだろう。音楽家たちも無縁ではない。
編集部では、「タレント議員になってもよい音楽家、なって欲しくない音楽家」というテーマでアンケートを行い、このほど結果がまとまったので紹介する。全国から無作為に選んだ2000人の読者による無記名の形式で、有効回答数は1765通。
まずタレント議員になってもよい音楽家であげられたのは451人。その上位十人は表1のようになった。
| 順位 |
氏名 |
得票 |
| 1位 |
中村紘子 |
1588 |
| 2位 |
三枝成章 |
1392 |
| 3位 |
山本直純 |
652 |
| 4位 |
小沢征爾 |
538 |
| 5位 |
錦織健 |
284 |
| 6位 |
佐藤陽子 |
221 |
| 7位 |
鮫島有美子 |
157 |
| 8位 |
大友直人 |
145 |
| 9位 |
朝比奈隆 |
89 |
| 10位 |
宇野功芳 |
74 |
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表1：
議員になってもよい音楽家
予想されたとおり、中村、三枝の両氏が他を圧倒した。いうまでもなくＴＶのＣＭの影響である。
鮫島有美子、錦織健なども予想された顔ぶれだが、朝比奈隆が九位に入っているのが注目される。京大法学部卒というのが利いているのだろうか。宇野功芳が最下位ながら評論家では唯一のベストテン入り。 |
次にタレント議員になって欲しくない音楽家にあげられたのは331人。ベストテンを表2に示す．
| 順位 |
氏名 |
得票 |
| 1位 |
内田光子 |
820 |
| 2位 |
小沢征爾 |
432 |
| 3位 |
山下和仁 |
211 |
| 4位 |
武満徹 |
200 |
| 5位 |
吉田秀和 |
129 |
| 6位 |
仲道郁代 |
105 |
| 7位 |
中村紘子 |
104 |
| 8位 |
宇野功芳 |
99 |
| 9位 |
朝比奈隆 |
38 |
| 10位 |
広上淳一 |
21 |
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表2：
議員になって欲しくない音楽家
表1の顔ぶれと比較して実力の点ではこちらの方が上とみたいが、もともとの知名度も影響するので一概にはいえない． |
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両方に入っている一人の中村紘子についてさらにアンケートを取った結果が左のグラフである。
これを見ると、カレーライスを頻繁に食べる人ほど中村紘子に議員になって欲しくない傾向が強い。さらに、よく食べるカレーのメーカ別に調べてみたが、メーカ間の差はほとんどなかった。カレーを好むことが中村紘子に対する評価に影響する理由は不明である |
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